勝手な断薬はやめましょう

精神科に通院していると、
精神安定剤とか、抗うつ剤とか、抗不安薬とか、色々処方されますよね。
こんなに飲むの…?って量を処方されたり。
副作用も色々あったり。

私は過去に何度も勝手に断薬をしましたが、
勝手な断薬は危険です。
お医者さんに処方された通りに、きちんと薬を飲みましょう。

なぜ勝手に断薬したのか

私の場合、断薬した理由は2つありました。

1.もう必要ないと自己判断した

うつ病等の精神疾患と同様に、不安障害も気分の波があります。
調子が良くなってくると、外出も対人関係も仕事も、一時的にできるようになるんです。

そう、一時的に。

この「一時的」な好調で、自分はもう治ったんだと判断してしまう。
本当はそれまで薬によって助けられていた部分も多いのに、
自分の力が完全に戻ってきたのだと勘違いしてしまう。

そして勝手に断薬した結果、しばらく後に、ガクッとしわ寄せがやって来るのです。

2.薬に頼っている自分が嫌だった

正直、3年前に自分が発症するまで、精神疾患やうつ病の存在は知っていても、全く無縁の世界でした。
まさか自分がなるとは思いもよらなかったし、甘えている人間がなるものでしょ、くらいの認識だったんです。

はじめて精神安定剤と抗不安剤を処方された時に感じたのは、
「私、こんなものに頼らないと、普通の状態に戻れないの…?」という抵抗感でした。

その後は致し方なく服用していたものの、いつもどこかで「恥ずかしい」という思いがありました。

だから、やめられるものならすぐにでもやめたかった。
こんなもの飲まなくったって、自分は普通にしていられると思いたかった。

断薬と悪化を繰り返すと、余計疲れる。

そんなこんなで、私は不安障害を発症してから、数えきれないほどの断薬と悪化を繰り返しました。
酷い時には、通院さえしなくなってましたからね。。。笑

精神科に行くことのストレスもありましたが、何よりも自分に対する過信があった。
結果的に、同じことの繰り返しに疲れ果て、もう二度と勝手な断薬はしないと決めました。

1年ほど前からは、通院も先生に言われたペースを守るようになりました。

いつになったら薬がいらなくなるのか?

では一体、いつになったら服薬しなくていいようになるのか。

それは、お医者さんが決めることです。

患者さんの症状も、置かれた環境も、人それぞれ。
たとえ同じ病名だからと言っても、一概に寛解までの期間が同じとは言えないでしょう。

お医者さんの指示に従いながら、急激な断薬ではなく、
徐々な減薬を目指しましょう。

私も発症から3年が経った今もなお、薬を服用しています。
なんなら最近、増薬されました。笑

自分の負担が薬によって少しでも緩和されるのなら、頼ってみよう。
今ではこの程度の気持ちで服用を続けています。

どんな病気でも服薬することはある

以前、あるご年配の方とお話した際のこと。

ぼんちゃ
抗不安剤と精神安定剤飲み続けてるんです〜
それは僕が高血圧の薬飲んでないと死ぬのと同じようなもんさ〜ガッハッハ〜

この一言に、今でも私は救われています。

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